ブックタイトル未来へ伝えたい阿武の昔ばなし

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概要

未来へ伝えたい阿武の昔ばなし

御山神社の経塚道どう修しゅう覚かくと名乗夫ふは出家して入にゅうになった阿あ武ぶの大たいその後、元気たのです。なって生き返っ大たい夫ふは別べつ人じんにいました。阿あ武ぶのぱいに芽め生ばえてだけが、胸むねいっ共ともにすっかり消え去り、人々のことを大事に思う良よい心ました。さらに、人々を平気で傷きずつける悪い心は病気と繰くり返すうちに、熱ねつも痛いたみも消え、元の体に戻もどっていなむみょうほうれんげきょう…」うほうれんげきょう、なむみょうほうれんげきょう、いっしょになって法ほ華け経きょうを唱となえ始めました。「なむみょくりと起き上がって涙なみをだ流し、お坊ぼうさんに手を合わせ、ふしぎなことに阿あ武ぶの大たい夫ふは生き返ったのです。彼かれはむっ〔資料提供『阿武町史』〕めたものかもしれません。しょう。その経きょう文もんは、もしかしたら阿あ武ぶの大たい夫ふ修しゅう覚かくが埋うで、大昔にこのあたりで法ほ華け経きょがう信しんじられていたのでた。御お山やま神じん社じゃの経きょう塚づかからは法ほ華け経きょのう経きょう文もんが出てきたのプセルで、平安時代後期の有力者たちが作っていまし塚づかというのは、お経きょをう土に埋うめて未み来らいに残のこすタイムカれていたことを伝つたえるのが、御お山やま神じん社じゃの経きょう塚づかです。経きょうこのお話に出てきた法ほ華け経きょうが惣そう郷ごうで古くから信しん仰こうさのお話でした。『本ほん朝ちょう法ほ華け験げん記き』に書かれた長なが門との国くにの阿あ武ぶの大たい夫ふ修しゅう覚かくける良よい行いを重ねました。り、法ほ華け経きょうを熱ねっ心しんに唱となえてあちこちを回り、人々を助105