ブックタイトル未来へ伝えたい阿武の昔ばなし
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未来へ伝えたい阿武の昔ばなし
郷川に水がなくなった話り、「あんたのような人に飲ませる水は一いっ杯ぱいもありませと頼たのみました。家から出てきた女の人は旅人を見るなてのどがかわいています。水を一いっ杯ぱい飲ませてください」がかわいていたので、ある農家を訪おとれずて「旅をしてききました。旅人は年とし寄よりで、疲つかれと陽よう気きのせいでのど貧まずしい身なりをしたひとりの旅人が郷ごうの里にやって前の仕事に精せいを出す、おだやかなある日のことでした。ずり、村人たちは暖あたかたな季き節せつを迎むかえ、ぼつぼつと田植え奈な古ごの里にも春が来ました。麦畑ではひばりがさえ昔から伝つたわるこんなお話があります。「阿あ武ぶ町音おん頭ど」で風流に歌われていますが、郷ごう川がわには「夏の郷ごう川がわ、ホタル狩がり…」郷ごう川がわに水みずがなくなった話はなし流れなくなった?大切な水はなぜう。しかし旅の老ろう人じんはさびしそうな顔をして静しずかに立虫の居い所どこがろ悪かったのでこんな物言いをしたのでしょれほど意地の悪い人ではなかったのですが、たまたまん」と言ってそっけなく断ことりわました。その女の人はそ22