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概要

未来へ伝えたい阿武の昔ばなし

万葉阿胡の海の碑阿あ胡この海が初はじめて詠よまれたのは万葉集と言われ、い響ひびきでしょう。れたと言われています。「あこのうみ」。なんて愛あいらし「吾あ児この海」になり、やがて「阿あ胡こ」という字が当てらともと「海あ士ま児この海」と呼よばれていたのが省しょう略りゃくされて奈な古ご湾わんが今でも「阿あ胡この海」と呼よばれているのは、も奈な古ごという地名は、海の呼よび方からつけられました。れています。を未み来らいにまで伝つたえようとしてきた人々の思いが込こめらの碑ひ」には、万葉集の時代からこの海を愛あいし、その心されて来ました。梅うめが浴えきの海岸に立つ「万まん葉よう阿あ胡この海昔々から奈な古ごの海は美しく、歌に詠よまれ、記き録ろくに残のこ万まん葉よう阿あ胡この海うみの碑ひ万まん葉よのう昔からうるわしき「阿あ胡この海」は夕風も気持ち良よく吹ふく阿あ胡この海の浜はま辺べで、わかめなどをという歌です。後の歌は最さい初しょの歌の反はん歌かです。「朝風ももなし」「阿あ胡ごの海の荒あり磯その上のさざれ波我あが恋こふらくは止む時振ふる見えつ相あひ思ふらしも」照てるがに手に巻まける玉もゆららに白たへの袖そでの上に浜はま菜な摘つむ海あ人ま娘をと子めらがうなげる領ひ巾れもくに我わぎ妹も子こに恋こひつつ来れば阿あ胡ごの海の荒あり磯そのいやしくしますにその波潮しほのいやます来る波のその夕なぎに寄よせ満みち来る潮しほの浦うらに朝なぎに麻をなす長なが門とのに垂たれたる績うみ「娘をと子めらが麻を笥け32