ブックタイトル未来へ伝えたい阿武の昔ばなし
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未来へ伝えたい阿武の昔ばなし
昔々、福田をはじめ近くの村々で牛や馬の悪い病気が流は行やりました。このままでは牛や馬が次々に倒たおれ、田畑の仕事ができなくなります。農家の人々は大たいへん変困こまり、集まって相談をしました。「これでは米を作ることもできんことになるし、わしら人間も日ひ干ぼしになってしまうぞ。何か方ほうほう法はないじゃろうか」みんないろいろ言いますが、これといって名めいあん案を思いつきません。しばらくがやがや話していましたところ、ある人が「牛や馬は次々と死に、ほかにも不ふ吉きつなことが起きるような気がする。何なにかのたたりでもあるんじゃなかろうか」と言い出しました。人々はこれを聞いてさらにざわざわしました。しばらくたって、新しん六ろくという人が年としごも籠り三さ太んた郎ろう牛ぎゅう馬ばの守まもり神がみ42