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概要

未来へ伝えたい阿武の昔ばなし

馬のお祭り焼やけ死ぬという大だい火か災さいでした。戸、土ど蔵ぞう三さん棟むねを焼しょう失しつし、そのうえ死者一名、馬一頭が一日、宇う田たの浦うらが大火に見み舞まわれました。家屋百十七昔、江え戸ど時じ代だいの中期、明めい和わ八年(一七七一)十一月りをしていますが、それにはこんないわれがあります。す。毎年、ワラで馬を作り、そこに奉ほう納のうして馬のお祭その社しゃ殿でんの沖おき側がわに馬がまつられている岩いわ穴あながありま港内が埋うまって陸りく続つづきになったそうです。たものが江え戸ど時じだ代いに沖おきに防ぼう波は堤ていを築きずいたことで次第に美み保ほ神じん社じゃよりご分ぶん霊れいを移うつした神社で、昔は小島にあっ宇う田たの元もと浦うらにある三み穂ほ神じん社じゃは、島根県美み保ほの関せき町ちょうの馬うまのお祭まつり馬の霊れをい慰なぐめさる焼やけ死んだのです。たため馬は逃にげることができず、焼やけ死んでしまった連つれて来ていました。そこで火事が起き、つないであっあり、その日、博ばく労ろう(馬や牛の売買をする人)が馬をその頃ころ、今いま浦うらの中なか野の俊とし一いち氏し宅たくのあたりに、旅はた籠ご屋やが88