地域おこし協力隊(林業支援員)・阿武町の山林で活躍中!
みなさん、「自伐型林業」という言葉は、ご存じですか? これは、阿武町が推進する、一つの林業の形です。 小型機械を使って、必要なときに必要な分だけ木を伐採するという、 従来にはない考え方の、小規模な林業のことをいいます。 「自伐型林業」の担い手は「個人」が中心となります。 大規模な組織経営では採算が取れない施業であっても、 個人レベルでの経営であればコストも少なく、 生活に必要な分だけの仕事を請け負うことで 十分に「生業」として成り立たせることができる、という考え方です。 阿武町では、令和元年7月から、国の地方創生推進事業 「森里海新たなしごと創出プロジェクト」の一環として、 「自伐型林業推進事業」に取り組んでいます。 主には「モデル林の創出」と「町民向け研修」の実施を進めており、 阿武町における「自伐型林業」のモデルケースを作り出すことで、 町民のみなさんに、「自伐型林業」の取り組みを 広く知っていただくことをめざしています。 「モデル林の創出」については、 「地域おこし協力隊(林業支援員)」として雇用している2名の隊員が、 都市部から阿武町に移住し、 町有林を活用しながら、 自伐型林業の実践に取り組んでいます。 彼らの任期は3年間。 この期間中に、林業に関する必要な知識や技術を習得し、 任期終了後も、町内で引き続き「自伐型林業」で 生計を立てられるようになることを目的としています。 阿武町では、この「林業支援員」が活躍できるよう、 チェーンソーや、小型のバックホーなど、 必要な機材の貸し出しを行うなど、活動をサポートしています。 そして、任期満了後は、実際に、町内の山林を預け、 「自伐型林業」の生業の場としていただくことにしています。 阿武町に移住して、林業の担い手となるため、 日々、努力している地域おこし協力隊の林業支援員たちが、 今後も、阿武町に住み続け、 林業を「生業」として独り立ちできる環境をつくるとともに、 「自伐型林業」について、みなさんに知ってもらうことを通して、 町内の山々に関心をもっていただきたいと思っております。 阿武町の林業を未来につなげ、 「持続可能」な取り組みとすることが、 いま求められていることです。 阿武町の「自伐型林業」の取り組みについて詳しく知りたい方は、 役場・農林水産課 TEL:08388-2-3114までお問合せください。
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