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風通しのよい家 ー 岡甚(おかじん)

 岡甚(おかじん)

町の変遷に合わせて、醤油屋、下駄屋、雑貨屋、駄菓子屋へと商いを変えてきたお店。平成23年に駄菓子屋が閉店の後、空き家に。岡村甚助さんがお住まいだったことから、門名(かどな)は「岡甚」。子どもらが放課後になると100円玉を握りしめて「オカジン」に通っていた。

〈取材・ラボ研究員〉

阿座上友紀 梅田萌子 梅田凛花 小野薫 小野三千伽 小野勝貴 國吉洋佑 柴田佳菜 水津はるみ 末益絵里 高井寧子 中塚和央 藤村久美子 古河和子 山本直

-岡村さん(以下、敬称略)
ここは私の実家です。先代が奥の土間で醤油屋を始めて、その後、下駄屋、雑貨屋、最後は駄菓子屋へと変わりました。

おふくろは大正13年生まれで、生きていたら満92歳になりますね。とても子ども好きでした。

-研究員
私は子どもの頃駄菓子屋に来ていました。20円を握りしめて来たら20円分の焼き芋を袋に入れてくれる優しいおばあちゃんで、子ども達の人気者でした。
表の土間の小上がりが、子どもが立ってくじを引くのにちょうど良い高さでした。

-岡村
商売を続ける中で、お客さんに腰掛けてもらって話を弾ませていたんだと思います。

-研究員
家の梁や庭、そして家具などが素晴らしいですね!

-岡村
箪笥はおふくろが嫁いで来た時に持って来たものです。

庭は、知識のあったじいさんが趣味で作ったものです。

-研究員
2階はどのように使っていたのですか?

-岡村
福賀から奈古高校(当時)へ通う生徒が雪が降って帰れなくなった際に、下宿していました。甥や姪も下に布団を敷いて、この隙間から飛び降りて遊ぶのが大好きでしたよ。

-研究員
本棚に残っている本や戸棚のお土産の数々はどなたのご趣味ですか?

-岡村
本はじいさんや親父です。親父は政治や相撲が好きでした。

お土産はおふくろのものです。旅行が唯一の趣味でした。

-研究員
岡村さんのお気に入りの部屋はどこですか?

-岡村
やはりこの部屋でしょうね。風がよく通り抜けます。冬は寒いですがね(笑)

-研究員
家を住み継いでもらいたいお気持ちはありますか?

-岡村
住み慣れた家だからそうしていただけると嬉しいけれど、どうでしょう。瓦はおふくろが葺き替えたので雨漏りはしませんがね。
おふくろのミシンもどなたかに譲りたいんです。元々小田呉服店の縫い子だったんですよ。亡くなる直前まで使っていたので動きます。

-研究員
この辺はどのような土地柄なんでしょうか?

-岡村
先代からお世話になった優しい方ばかりです。新たにここに住まわれる方にも安心していただけると思いますよ。

 

*思い出不動産プロジェクトは、まちの歴史や家主さんの想いを取材し、不動産情報だけの役割を越え、まちの記憶帖として発信しています。そのため、住居及び店舗を手放す予定がない物件も、掲載しております。

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