ラボ11回目を開催しました(その1)

事務局

ラボ11回目を開催しました(その1)

こんにちは!21世紀の暮らし方研究所事務局です。
3月25日、26日の2日間、講師に株式会社ナムフォト代表の楢侑子さんをお迎えして、「日常に光をあて、写真を使って伝えること」をテーマにラボの第11回目を開催しました。充実のプログラムの様子を4回に分けてお伝えします。

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プログラムは次のとおりです。
3月25日(土)

  • [講座]いかに生きいかに逝くか写真をとおして考えよう[ワーク]自身の生き方を振り返り、人生のキャッチコピーを作ろう
  • [講座]写真って何?上手に撮るコツを学ぼう[ワーク]宝物やキャッチコピーを表現する写真を自由に撮影しよう

3月26日(日)

  • [ワーク]25日に撮影した写真をパネル化しよう[発表会]撮影した写真をお披露目しよう
  • [講座]地域を伝える魅力的な情報発信事例を学ぼう[座談会]写真、情報発信、自分らしい生き方・暮らし方などについて楢さんと対話しよう

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この2日間は、「写真」がテーマということもあり、研究員のみなさんには普段愛用しているカメラをご持参いただきました。
いつもとは違うゲスト講師をお迎えするスタイルに、開始前はドキドキワクワクソワソワ。

講師の楢侑子さん。はるばる大阪からお越しくださいました!
楢さんは、フォトグラファーとしての活動のほかにも、まちづくりやメディアづくりの経験も豊富な方です。
まずは楢さんの仕事やご自身の経験談、ナムフォトというサービスが生まれたきっかけなどをお話いただきました。

楢さんからは「写真は人や物が放つ光を留め、未来へ残すことができるもの」
だからこそ「私自身はどんな光を放っているのだろう?私自身はどんな光を感じ取ることができるのだろう?ということを見つめ直すことを大切にしたい」というお話をお聞かせいただきました。

日常的に写真をよく撮るメンバーも、そうではないメンバーも、自分と写真との距離感が変わっていく感覚を覚えました。

お話の後は、楢さんがラボ用に特別に用意してくださったワークシートを埋める形で「人生の棚卸しと自分の戒名をつけるワーク」を行いました。戒名をつけると聞くと少し驚いてしまいますが、自分自身が大切にしてきたことを思い出す作業を通じて、自然と浮かび上がってくる「私らしさ」を言葉に置き換えてみる時間です。

普段はゆっくり考えることができていないこと。今ならば振り返ることができること。これから起きうるかも知れないこと。
自分自身と静かに向き合える場所を思い思いに選び、じっと作業を進めます。

そのあとは、ワークの感想共有会を行いました。
どんな自分に気がつけたのか。自分について知ってほしいこと。これまであった悩みや葛藤。これから先に抱いている夢や希望。
時に笑顔で時に真剣に話すメンバー一人ひとりの姿やエピソードに引き込まれました。

阿武町は3,500人の小さな町。お互い顔見知りであっても、やっぱり知らないこともあることに気がつけた時間でした。
こうして何度でも出会い直すことができることが、小さな町で暮らす上で大切なのだと思います。

楢さんからも「” 町のため ” を考えるヒントは、そこに暮らす ” 私 ” の中にある」というお話をいただきました。

写真撮影や情報発信のスキルを身につける前にずっとずっと大切なことを、楢さんとラボのメンバーと見つけることができた午前中のワークでした。

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続きます。

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